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2011年11月

2011年11月10日 (木)

政治に何を望むか

国をよくするには、いい政治家が必要だとずっと思っていた。

確かにそうなんだが

「いい」の意味がかなり微妙であることに歳をとって気付いてきた。

「この国をよくします!」と言って威勢よく政界へ進出してくれるのは有り難いのだが

大抵の場合、有能で紳士な彼らは

弱者を救済したり、保護したり、人々が困らないようにインフラを整備したり・・・

ありとあらゆる場面で制度や施設を整備し手を差し伸べようとしてくれる。

確かに、弱っている人困っている人にとっては

まるで神のように有り難い存在にもなりうるし

感謝と満足感に満たされる。その場は。

しかし、政治家がそういう末端の現場で感謝されればされるほど

税金は使われる。

社会保障が充実されればその分お金は要るのである。

それを望めば望むほど、税金は徴収されるのである。

借金漬けのこの国は

誰かに助けてほしいばかりの膨大な依存症の人たちの総意と

そこを儲け口に選んだ商売人や詐欺師たちの手口と

そういう人たちのために一所懸命制度を作り続けてきた

役人や政治家の秀才さんたちの弛まぬ努力で

築かれました。

たぶん政治は

外交や国防や組織犯罪といった

自分たちの常識やら制度やら法律やらがまかりとおらない世界と

堂々と渡り合えるように仕組まれた

かなり専門性の高い仕事だったはずなんじゃないでしょうか。

そこらのおっちゃんおばちゃんに文句言われるような仕事じゃなかったような・・・

だから、本当に自分の国の行く末を案じるなら

そんなとこまで政治家に期待して応えさせてたらあかんのですよ。

「政治家は何もしてくれない」という言葉ほど亡国の台詞はない。

政治家がエイリアンから外堀を守ってくれてる間に

常識を共有している(はずの)自分たちは中のことをしっかり

お金かけずに委託せずに、協力して充実させていかなあかんのです。

そしたら

政治家も役人も少なくてすむ。

まさに少数精鋭です。

外で戦う能力のない奴が

近所のおじいちゃんおばあちゃんのために

いちいちまどろっこしく政治の門なんか潜らんでいいんですよ。

純粋にストレートに先頭に立って手助けしていったらいいんです。

地域の自治で助け合う方が中身が濃いに決まってます。

介護詐欺ビジネスに騙されることもないしね。

個人個人が元気で強くなっていかなあかんと思うのです。

そのために必要な政治体制が、民主を掲げる党の

本来の理念にならなければならない。

松下幸之助の無税国家論の根本理念には

そういう個人の自立という尊い理想像があると信じているのです。

野田総理はそこんとこどう思っているのかしら。

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